佐野市縁の芸術家(小堀 鞆音)

小堀 鞆音(こぼり ともと)

近代歴史画の父

文久4年~昭和6年(1864年~1931年)

「武士(もののふ)」
1897年
東京芸大美術館所蔵
「義家知伏図」
1912年
佐野市郷土博物館
「平朝臣敦盛 須磨之曙」
1931年
佐野市郷土博物館
略歴

1864年、画家の須藤晏斎の子として生まれる。はじめ、父と、長兄・桂雲とに絵の手ほどきを受ける。1883年に小堀家の養子となり、翌1884年に上京して川崎千虎の門を叩く。

氏は生涯を通じて正確な故実考証、歴史考証に基づく歴史画の確立を目指した。特に、有名な武士を画材とする上で不可欠な甲冑の研究にも没頭し、自ら甲冑を模作している。

画号の「鞆音」は師の川崎千虎の本名「鞆太郎」の一字を貰ったと言われており、「鞆」は弓を射る時の皮製の武具であり、弦があたるとそれが音を発するという意味を成す。この勇壮な武者像はまさに作者の名と画業を象徴しているかのようである。

1892年に岡倉天心、橋本雅邦らと日本青年絵画協会の設立に参加する。

1897年に東京美術学校助教授に就任し、1908年同大教授に昇進する。

弟子に安田靫彦、川崎小虎がいる。同年、文展審査員に任命され、1931年に67歳で永眠する。

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